第117回:「事実と解釈」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

相手の話しを理解するためには大きなパラダイムシフトが必要です。

パラダイム=ものの見かたや考え方。

例えば同じ事実を見たとしても、そのパラダイムは人それぞれ!

「売り上げが上がらない」と言う事実に対して、「人件費をカットしよう」と言うパラダイムを持つ人も居れば、「商品単価を上げてみよう」と言うパラダイムを持つ人も居る。

相手を理解するためには、この食い違う=異なるパラダイムに目を耳を感覚を向けて、相手のパラダイムを理解しようと言う自身の大きなパラダイムシフトが必要だと言うことです。

自分が言っていることが正しい!真実だ!と自分のパラダイムを疑う!と言う姿勢を持たなければ、相手を理解することは出来ません。

ほとんどの場合、”真 実”のなかに、自分の思う”解 釈”を混ぜてしまっているので、こうした齟齬を生む。

例えば事実は「売り上げが目標の○○%しか達成できなかった」・・・これだけです。

ところが、ここに解釈が入って来ると、「人件費が高いから目標を達成出来ないのだ!」とか「単価が安いから売り上げが上がらずに目標を達成出来ないのだ!」と言ったように事実と解釈がごちゃ混ぜになってしまって、それこそが事実だ”と思い込んでしまっているからです。

先ずは事実のみに目を向けて、そして解釈の部分で「この人の意見の背景にあるものは何だろう?」「相手のことを本当に理解したいと思っている?」「自分のことばかり話してない?」と相手を理解しようと努めること・・・相互理解に置いて、大切な考えだと思います。