第181回:「ロックは不良の音楽だ!」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

「ロックは不良の音楽だ!」・・・過激なタイトルから始まりましたが(笑)

平成以降生まれの方にはピンと来ないかもしれませんが、本当に親や教師、社会がロック⇒不良⇒更生させるべき!と言う“価値観”を持ち、規制をかけていた時代がここ日本でもありました。

私の父親は昭和一桁生まれの絵に描いたような旧石器時代のパラダイムを持った人間でした。

男は外で働き、女は家を守るもの!とか、ロックは不良の音楽だ!とか・・・こんな“価値観”を持っていたので、私が髪を伸ばし、金髪に染めて帰省して来た時にはそれはもう凄い剣幕で「お前が寝ている間に(髪に)火をつけて燃やしてやる」といきり立っていました💦

本当にやりかねないのでなるべく帰省はしないようにしていましたが(笑)

しかし、私の父親に限らずこのような“価値観”を当時の大半・・・過半数以上の親や教師、社会は持っていました。

当たり前の時代でした。

何故か?それは父親の生まれ育った時代の日本全体がそうした“価値観”を“善”としていたからです。

こうした“価値観にもとづく(思い込みや決めつけの)パラダイム”こそが正しい考え(思考)だとほとんどの大人が妄信していた時代です。

この令和の時代に置いて「ロックは不良の音楽だ!更生させなければ!」などと本気で思って、言葉や態度に表す大人が居たらどう思われるでしょうか?

「あの人大丈夫?」なんてことにもなりかねませんよね!?子供は勿論、周囲の人もどんどん離れて行きますよね。

これくらい“価値観”とは時代によって変わりゆくものなのです。

“価値観”が変わるから、ものの見かたや考え方と言う“パラダイム”も変わり、“パラダイム”が変わるから“思考”も変わっていく!

ロックは不良の音楽だから更生させなければならない!と言う“価値観”は「人は人として尊重される」あるいは「違いを認め合う」と言う”原 則”に照らし合わせて考えた時、原則に反していることが明確なのですが、自分の「価値観は絶対だ」と信じて疑わない人は、自ら“パラダイムシフト”を起こそうとしません!と言うか、起こせません。

そもそも「価値観とは何か?」と言う“価値観の本当の定義”を知らないからです。

自分の「パラダイムを疑う」と言うことを知らないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワハラを始めとした各種ハラスメントを行う人間も、間違いなくこの“パラダイムを疑うと言うことを知りません。

 

パラダイムどころか、先ず自分の“価値観”を知らない人間がこうした行動を起こします。