「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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いよいよ今回で最後となります「正義中毒」から抜け出すための最終的な方法とは?
大切なワードがたくさん散りばめられているので、書籍「正義中毒」からの引用が多くなります。
⇒まさにシナジーを創り出すための準備である第1~第5の習慣を実践することが書かれています。
対立軸を選択するのも、対立軸から抜け出すのも人間だからできることです。自覚・想像・良心・意志の力を使い、終わりを思い描くことで。
様々な意見や考えがあり、その違いを尊重し、まず相手の理解に徹すること、そして自分の意見もハッキリと主張する勇気を持つことで、A案、B案も含蓄したさらに大きな“第3の案=シナジー”が創り出せます。
否定や攻撃からはなにも生まれないどころか、Lose-Loseという最悪のパラダイムが待ち受けています。
「7つの習慣」を学んでいる私たちは、まずは自分の内面でシナジーを起こすこと・・・「問題は自分の外側にあるのではなく、自分の内面にあるのだ」を強く自覚しなくてはなりません。
⇒これは議論では無くて戦争状態。いかにバカバカしく愚かなことか、私たちは知っています。
対立した(異なる)意見があるからこそ、シナジーは生まれます。
⇒まず理解に徹し、そして理解されるという第5の習慣を実践すること。相手の話しを評価したり、詮索したり、自分に都合のいいように勝手な解釈をしたり、アドバイスをしたりといった“自叙伝的反応”をせずに、素直に聴く姿勢。
他者から学び、決意し、実行し、成長の螺旋階段を登り続けることによって、さらに大きなシナジーを創り出す姿勢。
全11回に渡り、「我こそが正義だ」と「正義中毒」に罹患した人々の脳の傾向や、自分が「正義中毒」に陥らないための方法や考え方を、中野信子さんの著書「正義中毒」と「7つの習慣」を絡めながら投稿してきましたが、「正義中毒」に陥らないために、最後に「7つの習慣」より引用させていただきます。
如何でしたでしょうか?どこのページを開いても「正義中毒」に陥らないための原則がたくさん描かれています。
原則を中心に生きていれば、相手を攻撃することの愚かさが理解でき、自分の人格を磨くことによって、インサイドアウトのアプローチができる。
そうした努力を積み重ねていけば、違いを、相手を尊重できるようになり、周囲にも大きな影響を与えることができるような大きな第3の案=シナジーを創り出すことができるようになる。
今回も落ちは「7つの習慣」ということになってしまいましたが(笑)
何度読んでも、何十回読んでも・・・やはり、「7つの習慣」は凄いです!人生のすべての答えがここにある。
これからも「7つの習慣」の理解をさらに進められるように、親和性の高い書籍をご紹介して参ります。
(連続投稿395日目)