「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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「効果性の高い人々の7つの習慣」完訳版には、コヴィー博士の息子である、ショーン・コヴィー氏による解説が加えられていますが、ここにも「7つの習慣」を理解する上で貴重なコメントが載せられております。
今回はその中から面白い記事をご紹介いたします。
ズバリ、「効果性の低い人々の7つの習慣」です(笑)
この7つのどれかに当てはまると言う方は、要注意!再度、自分の考えや行動を見直してみましょう。
解説文は判りやすいようにアレンジさせていただきました。
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①反応するだけ:何でも他者や環境のせいにし(他責思考)、気に入らないことがあると直ぐに感情的になり怒鳴り散らす。自分の非を認めようとはしない。刺激即反応パターンの人。パワハラ人間の典型。
②何も思い描かずに始める:第1の創造である準備・計画を一切立てることなく“思い付き”や“その時の気分”で動き始める。選択すると言う自覚も無ければ、自分さえ良ければ良いと言う考えで行動する人々。
③優先事項を後にする:重要なことを先延ばしにして、緊急なことしかやらない。タイムマネジメント・セルフマネジメントと言う概念が無く、その場の欲求優先で生活する。ダラダラと無駄な時間(第Ⅳ領域)にたっぷりと時間をかける人々。
④Win-loseのパラダイムを持っている:人生はゼロサムゲーム(どちらかが勝ったらどちらかが負ける)であると考えているので、他者に迷惑をかけても、負かしても、優位に立とうとする“欠乏マインド”でしか物事を見れない。他者の成功は決して認めようとはしない(何とかして蹴落としてやろう)マインドを持つ人々。
⑤とにかく話し、そして聞くふりをする:人の話など端から聞く気が無く、自分のことばかりべらべら喋る。相手が話している時も“聞いているふり”をしているだけで、相手を理解しようなどと言う気持ちはこれっぽっちも無い。「こまったちゃん」「かまってちゃん」に代表されるような自分の意見を押し付ける人々。
⑥自分だけに頼る:自分が絶対に正しい!異論を唱える人間が間違ってると言うパラダイムに固執している。“協力”とか“チームワーク”が大嫌いな人々。
⑦燃え尽きる:変化や成長を極端に嫌い、現状で十分に満足。刃を研ぐ活動などめんどくさいだけ!と惰性と欲求だけに支配されて生きている人々。
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如何でしたでしょうか?
当コラムを拝読されてくださっている方々には、このような人物はいないと確信しておりますが、周囲を見渡すと「あっ!!いるいる」と該当人物が思い浮かぶのではないでしょうか?(笑)
こうしてみると、パワハラを行う人間は①~⑦すべてに当てはまりますね💦