第254/365回:「共感による傾聴実践編」-1

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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今回から数回に渡り、相手を理解する“共感による傾聴”実践編を投稿して行きます。

これが出来るようになると、一気にコミュニケーションの問題が解消され、家庭でも職場でもコミュニケーションギャップが無くなります。

結果ぎすぎすした人間関係の問題も無くなり、パワハラ等のハラスメント問題(パワハラ問題の半数以上がコミュニケーションギャップによる)もほとんどの場合解消されます!

第8の習慣「トーキングスティック(信頼棒)」の話しが書かれていますが、これは数名(2~3人くらいでグループ分けするのが良いと思います)一組となって、先ずトーキングスティックを持った発言者に話をしてもらう。

発言者が話をしている間は他の参加者は決して途中で口をはさまずに最後まで聴き切る。

発言が終了した段階で、聴き手は発言者に対して不明な点だけは確認して、発言者の内容をどう理解したかを“自分の言葉”で、他の参加者に話す。

発言者は、自分の発言が理解してもらえたと感じたならトーキングスティックを次の発言者に回す。

*発言出来るのはトーキングスティックを持っている人のみ。

トーキングスティックを渡された発言者は自分の意見を話し、他の参加者は聴き手にまわる。

これを全員が発言するまで、発言者が理解されたと感じるまで繰り返します。

トーキングスティックはボールペンでも他のものでも順番に回せるものであれば何でも良いです。

ルールは二つだけ。

①発言者が発言中は聴くことのみ集中し、決して途中で口を挟まないこと。

②発言者は“自分の話しが理解されたと感じる”までは、決してトーキングスティックを渡さないこと。

これを行うことにより、自分が発言したい(理解されたい)なら、先ずは相手の話しを理解するために“聴く”ことに集中するようになるため、必然的に「先ず相手を理解する」ことを実践するようになるのです。

ゲーム感覚で出来るし、費用もかからず出来るので、打ち合わせや会議の前などに行うことによって会議が始まる頃には、お互いの距離がちじまり、参加者は「相手の話しを理解しよう」と言う姿勢に変わっています!

「全員が理解されたと思ったとき、驚くべきことが起こる。負のエネルギーは消滅し、敵対的な態度も無くなってお互いを尊重し、創造力が解き放たれる。こうして新しいアイデアが生まれ、第3の案に到達するのである」第8の習慣 p327

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