第256/365回:「共感による傾聴 自叙伝的反応」実践編-3

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「ほとんどの人は、(誰かが話している時に)自分が話す準備をしているか、話しているかのどちらかだ」と言うコヴィー博士の言葉を初めて目にした時に、自分のことを言われている!と思い、ドキッとしました!

「7つの習慣」に出会うまでの私は“共感による傾聴”など勿論知らなかったし、誰かが話していても「早く自分が話したい」と言う気持ちで、相手の話しを聞く振りをしていたからです。

そして、自分は聴き上手だと勝手に思い込んでいました💦

「7つの習慣」に出会っていなかったらと思うとぞっとします!

当時の私のように「先ず自分が話したい、自分が理解されたい」と言う気持ちが強くなると“4つの自叙伝的な反応(聞き方)”に陥ってしまいます。

*聞く=物音や話が勝手に耳に入って来る。
*聴く=相手との理解を深め、より感情や言葉の意味を知る聴き方。

自分の立場や経験・視点から、相手を・・・

 

①評価する=同意するか反対する。

②探る=自分目線で質問する。

③助言する=自分の経験から助言する。

④解釈する=自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する。

特に男性陣に多いのは③の助言するではないでしょうか?

配偶者や彼女が何か話しかけてきた時に、ついつい「○○すれば良いのでは?」「それは○○だと思うよ」等々。

ほとんどの女性はただ話を聴いて欲しいだけで答えを求めている訳ではないそうです。

そんな気持ちの時に途中で助言してしまったら、「この人は何で最後まで話を聴いてくれないのだろう?ただ聴いて欲しいだけなのに・・・」「この人に話しても無駄」と取られてしまいます(=信頼残高の引き出し

この“4つの自叙伝的反応“が出そうになったら要注意です!

但し、共感による傾聴を直ぐに実践出来るようになるのはハードルが高いと思いますので、家族でも同僚でも友人でも、今度誰かが話しかけてきた時には“練習”のつもりで実践してみてください。

何十回か意識を傾けて話を聴いていると、「こんな感じかな!?」と言う感覚がつかめて来ます(^^♪

そして、自叙伝的反応が出てしまった時は「御免ね。あなたを理解するチャンスをもう一度くれるでしょうか?」と素直に謝罪すれば、相手も理解を示してくれますし、誠意を持って謝罪することで”信頼残高の預け入れ”も高まります。