第262/365回「しゃべりたい気持ちをどう抑えるか?」アクティブリスニング-4

児玉伸也のブログ

「共感による傾聴」を更に具体的に実践するためのテキストとして、赤羽雄二さんの「自己満足では無い“徹底的に聞く技術”」を取り上げ、「アクティブリスニング」を学んで行きます!

アクティブリスニングとは?

「共感による傾聴」をさらに深堀して、実践する“4つのプロセス”です!

4つのステップを経ることで“すべての悩みを解決する”と言う「自己満足では無い“徹底的に聞く技術”」の著者:赤羽雄二さんが考案された“人間関係改善⇒問題解決のためのコミュニケーションスタイル”です。

4つのステップとは?

ステップ①~相手の話しを真剣に本気で聴くことで、信頼残高の預け入れが貯まりま
す。

ステップ②~必要に応じて相手を“委縮させないように”質問させていただくことで、お
互いの理解が深まります。

ステップ③~真剣に聴いた結果、“問題の本質”が見えてきます。

ステップ④~アクティブリスニングを極めることで、“自然に解決策”が見えてきます。

注-1:書籍では「聴く」⇒「聞く」と表記されているので「聞く」と表記させていた
きます。
 -2:ブログ誌面の都合上、書籍のポイントのみを引用させていただいたり、言い回し
   をアレンジさせていただきます。

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誰が相手でも、アクティブリスニングを行う際の基本姿勢・・・

その2~「しゃべりたい気持ちをどう抑えるか?」

「自分の話を聞いて欲しい」「今日あったことを話したい」「私のことを見ていて欲しい」「私の気持ちを理解して欲しい」「もやもやを吐き出してしまいたい」等のしゃべりたい気持ち・・・これはこれで大切なことですが、あくまで自分の気持ちを中心とした気持ちの発露、気持ちの整理です。

ありていに言えば、相手に関心は無く、自分の言いたいことを話している、と言う状況に見えます。勿論、それを100%受け止めてくれる相手が居れば、何の問題もありません。幸せな状況です。

ただ、実際は、多くの場合、相手にも話したいことがあるにもかかわらず、おしゃべりな方が一方的にしゃべって、相手がそれを我慢しているのではないかと思います。

コミュニケーションが本来“双方向”であり、”キャッチボールのようなもの”だと考えると、これでは問題です。

ゆったりとしたキャッチボールでは無く、一方的に沢山のボールを投げつけているように見えるからです。

力点が自分にあります。相手への関心があまりありません。

アクティブリスニングは、一方的なおしゃべりでは無く、今目の前にいる相手の話しをどう丁寧に聞くか?どう深く理解するか?その結果をどう発展させていくか?と言う観点から取り組んでいただきたいと思います。

相手が話をしてくれないとおっしゃる場合・・・横から拝見していると、相手に本当の意味の関心を持たず、こちらから言いたいことだけを言い続けているように見えます。なので、相手も話す気になどなりません。

ヒントとしては・・・

“相手に強い関心を持ち、本気で何かを聞きたい、聞き出したいと思えば、また貴重な機会だと思えば「自分がしゃべるよりも相手の話しを聞きたい」となるはずです”

その意味では、相手を軽視しているか、相手の時間を軽く見ているからこそ、しゃべりたくなるのでは?と思います。

アクティブリスニングを行う際の基本姿勢2点・・・

①相手に深い関心を持つこと。

②しゃべりたくなる気持ちを抑えて、相手の話しを聞くことに集中する。

 

 

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