第318/365回:特別投稿「ミッションステートメント作成の仕方」-3

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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さて、ステップ2まで進んだらかなり自分の大切にしている価値観やありたい姿が明確になってきたのではないでしょうか?

ここで、最後の一歩です(笑)

書籍に準じて、役割ごとの達成したい目標(=ミッション)を書いてみましょう!

例えば、私の場合(実際に作成しているものとは異なりますが 笑)・・・

(プライベート)

◎夫としての役割・・・私は、妻の幸せを心から願い、最高に幸せな人生を共に歩んで行くため、妻に寄り添い、妻の一番の理解者であり共感者であり続ける。

◎父親としての役割・・・私は、子供たちが人生を楽しみ自立に向けて旅立つために、彼らの一番の応援者であり続ける。

◎ガーデナーとして・・・私は、ガーデニングを通じて人の輪を広げ、訪れる方々すべてが心を和ませることができる空間を作り、語り合います。

(仕事)

◎社労士として・・・私は、働くことに喜びと誇りを持てる幸せな企業を増やすために、常に謙虚に学ぶ姿勢を忘れず、自己研鑽を続けます。

◎「7つの習慣」エバンジェリストとして・・・私は、「7つの習慣」の一番の理解者であり、実践者であり、この原則を周囲にお伝えすることで、流れを変える人になります。

役割ごとに書き出すと、このような感じです💦

「ミッションステートメントを書くとき、あなたの人生での役割を明確にし、それぞれの役割で達成したい目標をたてれば、バランスがとれ、実行しやすいものになるだろう」完訳版 p176

そして、ミッションステートメント作成にはルールはありませんが、以下の5つの条件が反映されていることが推奨されています。

①個人的な内容であること。

②ポジティブな姿勢が表現されていること。

③現在形で書かれていること。

④視覚的であること。

⑤感情がはいっていること。

ただし、あまりにも“型”にこだわり過ぎると、文章の美しさの方に重きをおいてしまい、最初から“完璧”を求めてしまうので、“取りあえず”書いてみましょう!

初めてのミッションステートメントは原石です。都度見直し(価値観は更新されるので)、磨いていき、最終的に自分が納得のいくものが作成できればばっちりです!

正解も間違いもありませんから。

F・コヴィージャパン公認「7つの習慣」エバンジェリストの上條富彦さんは、ミッションステートメントについてこのようにお話されています。

「ミッションステートメントは作成することが目的では無く、ミッションに基づいて生きることが重要である」

「ミッションステートメントは徐々に磨いていく原石のようなもの。最初から完璧を目指さない。磨けば磨くほどダイアモンドのような輝きが増していく」

また、ミッションステートメントに書いてあることが実践できないときは・・・

「やれなかったの?やらなかったの?」と問う。
やれなかったのであれば、ミッションの方に無理があるかもしれない。
やらなかったのであれば、「それって心から望んでいること?本当にやりたいと思っていること?」と問いかけてみることが大切であると。

*最後に大切なことをお伝えさせていただきます。

ミッションステートメント作成は、自分の内面と向き合う時間が必要です!

一人きりになれ、周囲の雑音が入らない静かな状況(家では無理という方は、どこか静かな場所に出掛けて行っても良いでしょう)、心がリラックスできる状況を作り出し、メモ用紙とボールペン、そして「7つの習慣」書籍を持っていき、想像力を働かせて、良心に問いかけ、心から“自分のありたい姿”を思い描くことで磨かれて行きます。

勿論、家族のミッションステートメントを作成するときなどは、皆でワイワイ話しながら作る方が良いと思います!

親子の触れ合いタイムにもなりますし。

因みに私の場合ですが、何十枚もメモ書きを重ねて、取っ散らかっていたメモ用紙を見つめ、心から自身のありたい姿を抽出して、一枚にまとめ上げました。

自分の価値観の揺れを感じたときや、新たに閃いたときは都度メモ書きで深堀りして、見直すようにしております。

作成したものを眺めてみて、声に出して読み上げてみて“違和感”がなければOKだと思います。

何よりも、作成する過程を楽しむこと、ワクワクすることが大事です!

 

 

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