230514「習慣化のい・ろ・は(前編)」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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習慣化が苦手!という方、沢山いらっしゃいますよね。

かく言う私もその一人でしたが、「7つの習慣」を実践するには”習慣化”が必須なので、習慣化のためのあれやこれやを二回に分けて書いてみました。

そして、習慣化のためには”脳を使いこなす”ことが必須です。

ご参考になれば・・・

脳は変化を嫌います!

習慣化にストップをかけるのは、意外や意外・・・脳なのですね。

“右脳のひらめき、左脳の否定”と言う言葉を聞いたことありませんか?

右脳は人間が生まれながら持ち合わせている、感覚・直感と言った言語化や数値化が出来ない領域です。

左脳は成長する過程に置いて身について行く、考えたり、分析したりと言った言語化や数値化をする領域です。

あっ!そうだ!これをやってみよう!とひらめくのが右脳。 

ちょっと待てよ、もう少し考えてみようと理論づけするのが左脳。

この“右脳のひらめき”こそが、習慣化をする上での鍵となります。

ひらめきと言うのは、そのことについて日頃から関心を持っていたり、深く考えていたりすることによって“ひらめく”からです。

裏を返せば、興味・関心のないこと、日頃から考えを巡らせていないことに対しては”ひらめき”は起こりません。

例えば、ミュージシャンであれば作曲について常に考えているだろうし、研究者であればこの原因は何だろう?どうすれば解明出来るのだろう?と常に考えているでしょうし・・・こうした物事に対して深く考える、調べる、興味・関心を抱くことによって、ある日突然「あっ!そうだ!この手があったか!」とひらめきます。

興味を持つ、考える、調べる・・・この繰り返しが“ひらめき”を生むのです。

右脳がひらめいたときに即断・即決・即実行することが習慣化には大切です。

即実行しないと左脳が「ちょっと待てよ」と否定に入るからです。

勿論、事案によってはひらめきに対して、左脳を使って冷静に分析したり、判断を下したりすることも必要です。

しかし、大体のことは右脳のひらめきに従って行動し、走りながら改善を加えていけば習慣化につながっていきます。

先ずはアクションを起こし、実践しながら左脳を使って修正して行くイメージです。

車を走らせるにも、まずは目的地を決めてからアクセルを踏まないと目的地にはたどり着かないですよね?人間も同じです。

右脳と左脳のバランスを上手に共存させることが“習慣化”の第一歩。

再度・・・脳は変化を嫌います!

ですから、習慣化が難しいと考えてしまったり、継続が出来なかったりするのです。

「7つの習慣」に置ける習慣化の定義は・・・
①知識・・・何をするのか、なぜそれをするのか⇒目的。
②意欲・・・それをしたいという気持ち⇒動機。
③スキル・・・どうやってそれをするのか⇒スキル。

この三つが重なる部分が習慣であると定義されています。

先ほどの車の例で例えると・・・

①目的地を決める⇒知識、②そこに行きたい⇒意欲、③運転技術⇒スキル・・・ということになります。

良好な人間関係を築くための習慣についても以下のように書かれています。

「効果的な人間関係のためには相手の話しを真剣に聴くことが大事(知識)だと知ってはいても、そのスキルを持っていないかもしれない。人の話を深く聴くスキルがなければ、確かな人間関係は築けない。
 しかし、話を聴く必要性を知り、聴くスキルを持っていたとしても、それだけでは足りない。聴きたいと思わなければ、つまり意欲がなければ、習慣として身につくことはない。習慣にするためには、知識、スキル、意欲の三つがすべて機能しなければならないのである」p49

(投稿番号436)

 

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