「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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コヴィー博士の神髄とも言われている「第8の習慣」は、「7つの習慣」で私的成功=自立出来た人々が、今度はその力を使って如何に周囲の人々に“可能性”や“価値”に気づいてもらい、各人が自立し、そして相互依存(公的成功)の関係性に“影響の輪”を広げて行くのか?が描かれております。
「7つの習慣」は“個人の効果性”を得るための習慣が描かれているのに対して、「第8の習慣」は更に上のレベルである”組織の効果性=人間関係の効果性”に係る習慣が描かれております!
ここではリーダーシップに対してこんな定義づけがされております・・・
先ずは自分自身がセルフリーダーシップを発揮して自分の人生の創造主となり、次に他者のリーダーシップを引き出してあげること。
結果、組織は機能するようになりシナジーも生まれる環境が整うと言う訳です。
考えてみてください。私たちは日常のほとんどを自分のことで精いっぱい、他者のことなど気にかけている時間など無い!となっていませんか?
自分に投資し、自分自身が成長し、自立し、次は他者を信頼し、承認し、育て上げる。
組織づくりも子育てと同じですね!
これが何世代にも渡って引き継がれて行くことにより、後に続く世代にも“影響の輪”が脈々と引き継がれて行くのです。
一人一人が歴史を作る人になるのです。
組織づくり=チームビルディングは、人をモノとして扱うのではなく、一人の意志ある人間として承認し、尊重し、信頼すると言う“原則”に基づいているのだな!?と改めて感じた次第です。
やはり、職業や地位・国籍・性別・年齢等に関わらず、「7つの習慣」を学び、実践することは“幸せな世の中を築いて行く”上で必須だなと・・・