第376回「10年後からの手紙」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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私が書いた「10年後からの手紙」には、10年後の私は、社労士法人プロアクティブと、コンサル会社である株式会社シナジーを設立していて、そこで代表取締役を勤めていて、従業員も15名雇用しています(内、社労士は5名)。

社労士法人の方は、事務手続き・申請代理業務に特化した法人で、株式会社シナジーは企業研修向けのコンサル会社で、私はまだ現役で企業向けコンサルに特化した仕事をしていて、全国津々浦々飛び回っているとのこと!!

2023年の私は、個人事業主で自分のペースで仕事ができていますが、10年後には15名もの社員の生活を守って行かなくてはならない立場にいるそうです(笑)

売り上げもそこそこでいい、個人で食べて行ける、ちょっと旅行に行けるくらいの生活が自分の描いたゴールなのであれば、わざわざ高い人権費を支払って、気もつかわなければならない、社員の悩み事や相談にも乗らなければならないなどの”わずらわしい”人間関係の生じる道を敢えて選ぶことはしないでしょうね。

では、10年後の私はどうして15名もの従業員の使用主となっているのか?

もちろん、仕事が一人では回りきらなくなっていることや、法人化することによって周囲からの信頼度も高まるし、発言力も高まる。

クライアントが増えれば売り上げも上がってくる。”わずらわしい”業務は、従業員にお願いすることもできる。

実は・・・上記理由が「私が心から成し遂げたいこと=終わりを思い描いた起業」ではありません!(当然ながら上記要素も含まれてはいますが)。

公的成功に至るためには、シナジーが生まれる組織を創り出さねばなりません。

個人事業主である限り、「自立」はできても、公的成功をおさめること=”組織”としてのシナジーを創り出すことはできないのです。

自分自身が「7つの習慣」の原則を自分の組織に落とし込みたい!「7つの習慣」を実践している企業は”幸せな企業”であることを証明したい!という気持ちが、起業したいという何よりも明確な動機です。

従業員が物心両面で豊かさ・幸せを実感することの出来るウェルビーングな組織を創り出すこと。

既に頭の中の図面には、社内には瞑想室もトレーニング室も完備されていて、従業員は特定のデスクを持たずに、自宅でもワ―ケーションでも好きなところで業務ができる。社内で仕事をしたければ、空間的なスペースに置かれているお気に入りのデスクを使用できる・・・こんな働き方が描かれています。

「7つの習慣」を社訓?とし、全員で会社のミッションステートメントを作り、従業員の一人ひとりが、「7つの習慣」の実践者であり、伝道者になっていること。

こんな会社が作れたら最高に幸せな人生だと”心から”思えるからです。

こればかりは一人では成し遂げられないゴールだからです。

自分という存在が無くなっても、企業理念は脈々と受け継がれて行き、そして影響の輪がどんどんと広がっていき、家庭も地域も幸せが伝染して行く!

一人ひとりが”一隅を照らす人”となり、私たちの世代の後に続いて行く人たちのためにも”明かりを照らしていける”ように。

PS.手紙の最後にこんなことも書かれています・・・「あの頃(2022年当時)の君が、ぶれずに、目標を見失わずに突き進んでくれたお陰で、今の私があるよ」と(笑)