230413「良心の声に耳を傾けよう」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「良心は、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな内面の声である。良心は静かで、平穏である。それに対してエゴは横暴で、尊大で、独裁的だ」「第8の習慣」p141

ヒトラーは良心の声に耳を傾けずに、エゴによって駆り立てられていたことはお話しさせていただきました。

良心=天使のつぶやき、エゴ=悪魔のささやきといったところでしょうか。

「エゴは自分が生き残ることしか考えない。自分の快楽を優先し、自分だけが良ければよいと考える」「第8の習慣」p141

自己中心、あるいは敵中心の生き方であり、人間関係のパラダイムで考えると、欠乏マインドに支配されたWinパラダイムであると言えるでしょう。

何度も同じ例え話となってしまいますが、「強盗団には強盗団の価値観がある」しかし、この価値観が原則に反している=良心に欠けていることも自明の理。

お金をもうけるという目的も、良心の声に従った“手段”でなければならない。

人を欺き、騙し、威し、殺害し・・・このようにしてお金を得るという目的を達成したとしても、そこには良心もなければ、原則にも反している。

エゴだけで自らの目的を達成することは、原則にも良心にも反していること、すなわち“人としてやってはいけないこと”であること、これもまた自明の理。

「良心はエゴをいわば民主化する。つまり、より大きな集団、全体、コミュニティー、より偉大な善へと導くのである。良心は、奉仕と貢献、他者の安全と充足という観点から人生をとらえるのだ」「第8の習慣」p141

まともな人間であれば、良心とはなんだろう?と考える間もなく「これってやって良いこと?悪いこと?」という判断は瞬時につくでしょう。

「7つの習慣」を読んでいなくても(笑)

自分の今後の職業人生がかかっているような大事なプレゼンのある日に、会社に向かう途中で人が倒れていた。あなたはどうします?

パワハラ上司に大声で罵倒されている同僚がいました。あなたはどうします?

セルフレジが壊れて、他のレジに大勢の人が並んでいます。中には大声をあげて感情的に店員につめよる客がいました。あなたはどうします?

すべて“良心”の声に耳を傾ける場面です。どんな行動を選択するかによって、自分の将来がつぶされたり、あるいは生命に危険が及ぶリスクだってあるのです。

どんな行動を選択するのか、正しい・間違っているはありません。どれも見なかったふりにするという選択もできるのです。

そのときに、どんなパラダイム(眼鏡)を掛けているかで、行動も変わってきます。

あなたの“良心”はなんと話しかけてくるでしょうか?

自覚・想像・良心・意志の力を日頃から使っている方は、瞬時に自分に問いかけ、自らパラダイムシフトを起こすことができる絶好の機会だと捉えることができるでしょう。
「パラダイムシフトは、困難に直面したときにこそ起きる。厳しい状況に置かれると、人はまったく新しい視点から世界を眺めるようになる。その世界にいる自分自身と他者を意識し、人生が自分に何を求めているのか見えてくる。視野が広がることによって価値観が変化し、それが態度にも表れて周囲の人々を鼓舞し、励ますのである」「7つの習慣」p86

(連続投稿421日目)