パラダイムシフトと言う考え

児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉伸也のブログ

今日は。御前崎市在住の”ガーデニング社労士”児玉伸也の”7つの習慣実践ブログ”へようこそ!

「7つの習慣」を理解するうえで、重要な二つの考え・・・”パラダイムシフト”と”インサイドアウト”と言う考えについて解説させていただきます。

本日は・・・

パラダイムシフトとは?

”パラダイム”とは簡単に言うと、ものの見かたや考え方です。

物事をどう認識し、理解し、解釈するかと言う考え。

もっと平たく言うと、自身の”思い込み”や”固定観念”や”先入観”などのことです!

「7つの習慣を本当に理解するためには、先ず自分のパラダイムを理解し、パラダイムシフトの方法を知らなければならない」

ある状況を目の当たりにしたときに、人それぞれ瞬時に思う考え方って違いますよね?

例えば、「男は外で仕事をする”べき”であり、女は家を守る”べき”」「あの人ならそう言うに”違いない”」「私の”経験”から言えば○○に”違いない”」「”一般的”には○○である」「”普通”は○○な”はず”」・・・

思い当たる方いらっしゃいませんか?

こうしたものの見方や考え方(パラダイム)は、自分の経験や生い立ち、社会や親からの刷り込みなどによって作られます。

幼少期は真っ白だったキャンバスに、成長が進むにつれて親や大人、社会やメディア等の外からの影響を植え付けられて、いつの間にかそれが自分にとっての”行動原理”=”価値観”となってしまい、物事に対する”決めつけ”と言う自身の中の”無意識”の行動原理となって表れて来ます!

この思い込みや固定観念や先入観はふだんはあまり意識することがありません!(それが”当たり前”だと思っているので)

ある特定の状況を見たり聞いたりしたときに、この”無意識”の行動原理が働き、ものごとに対する決めつけとなって表れてしまうのです。

「人は皆それぞれの頭の中に沢山の地図を持っている。これらの地図は二つに大別できる。”あるがままの状態”が記された地図(現実)、そして”あるべき状態”が記された地図(価値観)である。私たちは、経験することのすべてをこれらの地図を通して解釈している。地図が正確かどうかを疑うことはめったにない。地図を持っていることすら意識しないのが普通だ。ただ単純に、物事はこうなのだ、こうあるべきなのだと思い込んでいるだけなのである」

しかしながら、ある状況に対して「ちょっと待てよ、このパラダイムは間違っていないのだろうか?他に考えられることはないだろうか?」と自分の物差しを疑ってみること、ものごとを俯瞰して(客観視して)もう一度見てみて、「自分の”パラダイム”が間違っているのかもしれない、別な見方があるかもしれない」と多角的な視野で状況を考え、見てみることを”パラダイムシフト”と言います。

枝葉だけを見ていても、木全体は見れませんよね?

自身の”パラダイム”をもう一度考え、「あっ!そうか、こんな考えもあるかもしれない」と気づくことが”パラダイムシフト”なのです。

思い込みや決めつけの”パラダイム”を”シフト”させることは容易ではありません!!

コヴィー博士も・・・

「自分のパラダイムから外れた行動を、少しの葛藤も無く正直に出来る人はいないだろう。自分の見方とは異なる行動で一貫性を保つのは先ず不可能だ」

と述べています。

そして、こうも述べています・・・

「自分のパラダイムを見つめ、現実に擦り合わせ、他の人の意見に耳を傾け、その人のパラダイムを受け入れる。その結果、はるかに客観的で、より大きな地図が見えてくるのである」

長年にわたって刷り込まれた”パラダイム”を”シフト”させることは容易ではありません!

しかし、こうした思い込みや決めつけ・先入観と言った”パラダイム”がある!と意識できただけでも、大きな一歩です。

このパラダイムシフトを意識できるようになると、意見や考え、価値観と言った人それぞれの持つ多様性を受け入れられるようになります!

 

【パラダイムシフトを行うためのワンポイントレッスン】

・自分が無意識の決めつけをしていないか?もう一度自分のパラダイムを考えて
 みよう!

・自分の価値観を文字で書き出してみよう!

・人の話を最後まで(途中で遮ることなく)聴いてみよう!

・自分の考えや常識と呼ばれるものをもう一度疑ってみよう!

 

 

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