230504「クレッシェンドに生きるとは?」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「年齢をとるにつれて消極的になっていく傾向に抵抗して、自分やほかの人たちに生きる意味と目的を与えるプロジェクトに参加してみよう。”引退病”をまき散らす精神的、社会的伝染病にかかってはいけない」「7つの習慣という人生 クレッシェンド」より。

「引退病」・・・非情に的を得た”病名”です(笑)

私の父親もそうであったように、定年退職してからの人生を「現役引退」とみなして、粛々と天命が来るのを、引きこもって待つのか?それとも、「現役引退」してからが自分の”貢献の日々”の始まり⇒新たなライフステージに立つときとみなすのかによって、その後の人生は大きな転換を迎えます。

私にも定年まで会社に残って、65歳を過ぎてから多少の退職金を手にしてから起業するという選択もあったし、やろうと思ったときが”そのとき”と思い、定年を迎えることなく第二の人生を歩むという選択肢もありました。

私の場合は考え・迷いましたが後者を選びました。

まだ体力・気力ともに充実している間に、自分の使命をまっとうしたかったからです。

残りの人生をかけてやりたいこと=自分のなかのボイスがおぼろげながら見つかっていたからです。

もちろん、今のご時世だと会社に在籍しながら起業するという”第3の案”もあるのでしょうが、私の場合器用ではないので、”これ!”と思ったら退路を断った方が自分を追い込むことができる、エネルギーを一点集中で放出することができるので、離職⇒起業の道を選びました。

ほぼ還暦を迎えようとしている現在が、人生で一番充実している、エネルギーが高い状態で保たれている、そんな感じです。

10代・20代のころに比べたら体力や記憶力は低下していますが、それ以上に”人生の経験”という大きな武器を手にしました。

女の子に持てたい、あれも欲しいこれも欲しい、有名になりたい等々、自分が、自分がと自分中心に生きていた若いころよりも、原則を中心に置いて、”貢献する”ことをミッションとしている現在の方が、よほど人生リア充です!

四十にして迷わずと言いますが、私の場合、六十にして迷わずといったところでしょうか。

六十年の人生の内、約半分にあたる三十年間は、失われた三十年、出口の見えない暗闇の人生でしたから、マイナス三十で、今は三十代の気持ち?(笑)

人生百年時代といっても、これから後何年生きられるかは天のみぞ知るところなので、残りの人生はクレッシェンドマインド(他者に貢献し、達成すべきことは常にまだ先にあると考えて生きていく独特の人生観)で力強く生きていきます。

量よりも質の高い、密度の濃い人生を歩んで行きたい!挑戦し続ける、変化と成長の旅を楽しむ人生を歩む。

さあ、やりたいこと、成すべきことは始まったばかりです!

「四十歳から六十歳の年代の男女は、今いる場所は自分が思っていたような場所ではない、なりたかったものになれていないことに気づいて、とてつもない苦しみを味わう。それが中年の危機だ。多くの場合、周りの人たちのほうが順調で”成功”しているように見え、自分の人生がかすんでしまうのだ」「7つの習慣という人生 クレッシェンド」より

 

 

 

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