「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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「相互依存の人間関係」におけるパラダイムは、win-winのみが選択肢となることを前回お話させていただきました。
人間関係におけるwin-winの原則は下記の5つの側面から構成されています。
①人格が磨かれていること。
②よい人間関係が築かれていること。
③win-win実行協定が結ばれていること。
④使える“システム(リソース)”が明確であること。
⑤結果にたどりつくまでの“プロセス”が明確であること。
今回より、この一つ一つを見てまいります。
①人格とは・・・win-winの土台となるもの。まず人格ありき!人格はすべての習慣の土台となり、人格を磨く努力なくして、win-winはもちろん「私的成功」も「公的成功」も成し得ないほど大切な基礎となります。
人格を形成する要素として、書籍では2つの要素が大事であることが描かれています。
1.誠実であること・・・
「誠実」は辞書でひくと、真心があって相手の気持ちなどを裏切らないような態度とありますが、「7つの習慣」ではさらに具体的に掘り下げています!
コヴィー博士のいうところの「誠実」とは・・・
・自分自身に価値をおくこと⇒第1~第3の習慣を身につけること。
・自分の言葉に現実を合わせること⇒約束を守ること=言行一致していること、その場にいない人に忠実であること(人の悪口・陰口は言わない、聞かない。むしろ、その場にいない人を養護する姿勢)
・原則を中心にして生活すること。
口さきだけでの「win-winを目指しましょう!」ではなく、本当に心からのwin-winを達成したければ、まずは自身の“人格を磨く”ことから始めましょう!ということですね。
そのために第1~第3の習慣を実践して、身につけることが大事ですよと。結果、「誠実さ」という「お宝」が手にはいります(笑)
基礎がないところに家が建たないのと同じです。
次回は、人格を形成する2つめの要素である「成熟」について見ていきます。