「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
共感による傾聴=アクティブリスニングを行っていると、“沈黙”にはいってしまう場面が多々あります。
特に相手がしゃべることを得意としていない人とか、問題の核心にせまっている場合とか・・・
“沈黙”にはいると、「何かしゃべらなくては」という気持ちが強くなります!以前の私もそうでした。
会話でも音楽でも“間”は大切です。“間”があるからこそ、会話もキャッチボールとなり、音楽もクオリティーが上がります。
この“間”を壊すことは、せっかく心地良い状態にいるのに、その空間を壊すようなものです。
ひょっとしてこの沈黙の間に相手は、次になにを話すのか考えているのかもしれない、自分の考えを整理しているのかもしれない。
そんな状態に水を差すのが、沈黙を我慢できずにこちらから話し始める行為です。
赤羽雄二さんも「自己満足ではない 徹底的に聞く技術」の中で、同じようなことを語っています・・・
この時に注意すべきことは心の中で「早く言えよ」とは決して思わないこと!
以前も書きましたが、こうした思いは表情や仕草に表れます。相手に見透かされます。
ですから、湯船にでも浸かっているつもりで、自然体でのんびりと待つことが大切です。
ただし、あまりにも口が開かない場合には、まだ心を閉ざしているか、頭の整理ができていない場合があるので、日にちを改めましょう。
子供のころ、後ろめたいことをしたときに、中々親に言えない、「言ったら怒られる」と思っていたときの気持ちです。
こちら(親)は、確信をにぎっていても、決して子供を尋問するような質問(自叙伝的反応=探る)をしてはいけません。
子ども自身の口から話してくれるまで、ただただ待つことです。そして、正直に話してくれたら、思い切り感謝の気持ちをこめてポジティブフィードバックしてあげましょう!
「そんなことがあったんだ!正直に話してくれて嬉しいよ。ありがとう」「どうすればいいか一緒に考えよう」と。
ここで反応的になったら、せっかく重い口を開いて話してくれた相手は再び心を閉ざしてしまいますので、自覚・想像・良心・意志の力をふるに使って、自分の言葉や感情を支配しましょう。